2010年3月4日木曜日

修理上がり

先日修理に出していた
ハッセルブラッドが帰って来ました。
おかえりー。

 

ミラーを上げる内部パーツの、金属疲労によるピン折れ。
シュリロよりパーツ取り寄せてのワタナベカメラサービスでの修理。

  

後幕?
のモルト?バルパス?も割れていたので奇麗に貼り直してくれました。

向こう3年は酷使に堪えてください。

修理品をピックアップする際、初見さんに
Vシリーズの構造、
レンズに関してもCF、CFi、CFEレンズの
修理の難易度のレクチャーを受けました。

やはり、プロフェッショナルが使っていたものか、
アマチュアが使っていたものか、バラしてみると分かるみたいです。
『このボディ相当使い込んでるね』と。

また、ハッセルはVシリーズの生産を辞めてしまった(のか?)
関係で、部品の保持がもの凄く少なく、今後のシステムを考える上で
いいきっかけになりました。

基本的に、
現場でカメラは壊れるものとプロは認識していて、
サブ機を絶対に用意しています。

大概の場合、マーフィの法則ではないですが、
サブ機を持って行くと壊れないという、(おまじない的要素が強い)
ことになる筈ですが、
ハッセルは容赦なく撮影中に壊れます。

Canonが現場で壊れた経験は7年間まだ一度もありませんが、
ハッセルが撮影中に壊れた経験は3度あります(笑)。

ハッセルは、壊れやすいカメラのかなり上位に位置している機種だと
僕は思っていて、現在ボディを3台所有しています。

また、
厄介なのはボディがトラブって、サブ機に交換したくとも
ハッセルの場合、ボディトラブルの際は
レンズが外せなくなってしまうんですよね。
ということは、本来は各焦点距離に対してサブレンズもと。
いやぁ、toooo much cost!!!! 

ランニングコストがかかる、けどきっちり写る。
どう考えても、前時代のカメラなのに好きなのは、
コストかけても対価として、
写真の上がりで回収出来ていると思えるからかも知れません。

壊れること(修理代がかかる)前提で使うっていうのは、
プロとして、冷静に考えるとスマートではないのかも
知れませんが。
ポルシェみたいなカメラ?

修理代がかかるとは言え、
同社のHシリーズみたいに
一回の修理代が確実に10万円を超えるということはないのですがね。
大体日本で修理出来ない=スウェーデン送りで
納期が飽きれるほど掛かるというのもコストに加え最大の欠点かも。

やはり電気系統での不具合、修理
が一番厄介です。

 

Rolleiにしても、Leicaにしても、Hasselbladにしても
僕が所有するクラシックなカメラで抜群に稼働率が高いのが、ハッセル。

Phase oneが使えて、仕事で使えるっていうのが、
第一の理由ですが。
修理可能なうちは頑張って欲しいね。


LeicaもM9だったら仕事できますね。
近いうち導入したいです。
決して、M4で仕事ができないとは思っていませんが。



話は飛びますが、活版印刷やばいですね。
ちょっとふつふつ来ました。
長くなりそうなので、またの機会に。

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