2012年9月9日日曜日

あ、さて


もっとお遍路日記
情熱をもって書かねばいけんのう。

とはいえ、
過ぎ去ってしまえば色褪せていくもので。

辛かったとはいえ、
所詮下界での出来事。

知床の山で、台風の中数日間彷徨したときほど
命の危険を感じるでもなく。


さ、ごちゃごちゃ言わずに
ざっと行ってみましょう。


【3日目】


里山の朝。
おはようございます。


すだち館ですっかりのんびり。

おかみさんと、朝ゆっくりお話。

德光和夫がお遍路のTV収録で来てた時の話を結構
情熱を持ってお話しされてました。
管さんが来たやら、四元奈生美さんは賢いで〜

おかみさんに、おむすびを握ってもらって出発。


まー、歩き始めると
ほんと孤独の単独行。



湧き水がほんと美味しい。


この道しるべを頼りにただ歩く。


突如としてあらわる、リアルなカカシ群。


案外、13番大日寺への道のりは遠い。

お昼休憩。


おー、泳ぎたい(金槌だけど)。


そうそう、道中はほんと蛇が多い。

中にはマムシもいて、結構ゾッとする。


目までも剥けるのね。


このあたりで、
一回、震い立たせを発動してたね。
たしか既に15時くらいで、目標の17番まで行けるか行けないかの瀬戸際だった。


奮い立たせも及ばず、17時フィニッシュ。

つーわけで、3日目
16番観音寺でシューリョー。


そう、八十八霊場の納経の時間があって、
7時から17時という縛りがある。

まあ、若者(自分含め)は無理が利くから、
タイムリミットないと
永遠歩いちゃうかもね。

昨年もお遍路中、2名亡くなってるらしいから。





道中、おにぎりしか食べてなかったので
腹減り過ぎで、夜2食。

ちなみに、ここまで3泊しておりますが、
3泊中どのお宿も、お客は僕一人の貸し切り状態。

夏は、暑いから
お遍路のオフシーズンなんです。



【4日目】

おはようごじゃります。

あさ、とっちらかしの部屋。




そうそう、
この日、財布と納経帳をなくしたと嘆く
50代と思われるお遍路さんに遭遇。

高知に帰る迄の足代3000円を貸したんだっけ。

まあ、嘘か誠か、
信じるものは救われる?

たぶん職業遍路者なんだろうね。

金を貸す時は帰って来ないものだと思って貸すけれど。
この四国のお接待制度が、だんだんと僕の中で負担になってくる。


はい、そして
ひたすら歩く。


19番の立江寺で、正装歩き遍路者に遭遇!

式部さん。

始め神経質そうだなぁと思ったんだけど、
まー、真面目で研究熱心。
どうにも意気投合しちゃって1時間以上長話。

八十八巡礼ではなく、別格20院を合わせた108カ所巡礼予定との事。

日笠の事を
ギャンの盾に見立てて、遊んでました。


で、お遍路は
足のマメとの戦いになるのですが、
ギャンに教えて貰ったのが、針で穴を開けるだけでなく、
糸を通して、マメの水の排出を促す方法。

この方式は本当に素晴らしく、
大体マメを潰しても、また足を酷使すると
同じ所に水が溜まるのですが、これは毛細管現象?
で、水の排出がオートマチック。

乾いたら、するっと糸を抜けば良し。





【5日目】

今日は山道、ラクチンです。


少し高度あげると
眼下には里山の風景。


ちょっと怪しい雲が
山にぶつかりそうだなと
思ったら、的中。

鶴林寺抜けて太龍寺に向かっている
ところで、ゲリラ的な豪雨。



登山道はあっと言う間に川になり。


レインウェア出すタイミングも間に合わず、
靴までびしょ濡れ。

くっそー、悔しいとぶつぶつ行ってたら
車遍路の方に、
『いやぁ、こんな修行(雨)はなかなかないでぇ〜』
って言われて、悔しいっていったら、
『嗚呼、お大師さまぁ〜』
なんて
言われたっけ。
、、
お前に何が分かる、、、
と言いたかったけれど、

どうも、歩きでやってる事で
車遍路さんの事を下に見てる自分に気付いた。



とは言え、ほんともう、げんなり。
びしょ濡れの靴じゃ距離あるけないので、


取り敢えずの応急処理で、早々に下山。


今日はもう諦めの休息日。

太龍寺すぐ下に
そわかと言う宿を見つけて、チェックイン。


もう時間もあるし、全て丸洗い。

ザックもお遍路バックも汗だく過ぎて
全て臭い。


予定していた半分くらいしか歩いてないので
体力有り余ってる。
よって
下の若いおかみとバドミントンで汗を流す。


若い2人で大きな宿を仕切っております。


久々の女子に
若干ニヤニヤしております。



【5日目】


さて、徳島一国打ちもいよいよ

佳境です。

残す所、22番平等寺と23番薬王寺のみ。

ちゃきちゃき歩けば、5日目で終わったろうに

そこは、もう、のんびりを習得してしまいましたから、
終わりませんでした。



残りは、また後日、、、、



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