2012年9月11日火曜日

5日目〜6日目(最終日)



【5日目のつづき】


朝、式部グループがワープ航法で
ロープウェー乗り場までやってくる。

ここで初めて、遥ちゃんとジェームスに会う。

僕はもう21番、太龍寺は打ち終わっているので、
そのまま、195号線を22番、平等寺に向かって歩く。



途中、日馬富士に、癒され、ぬ、濡れとる、、、


へんろ道沿いに、いろんな札が掛かってるんだけど、

のん気元気根気ってなんだよ、一人突っ込み。

一番ウケたのは、山道で掛かってた"山有り谷有り"
状況そのまんま。一人で爆笑。

さて、



こういう、休憩所は一番有り難い。

また、上半身全裸になって行水。
これでだいぶ回復します。

そして、これがあの有名な廃車になったバス宿の
案内かぁ、と。


また、変な雲上がってきた。
夕立くるか?


無事、22番着。


ここで、お遍路で初豪傑に遭遇。


完全、無欠。
お遍路プロ。
今4週半目だそう。



ここまで、ザック使い果たしたら
モンベルも大満足でしょ。


ここで、また1時間ほど人生の語らい。

実際、お遍路振り返ると、この人と話したのがお遍路旅を
終わらせるきっかけになったんだなぁ。

だんだん、次の仕事の為に東京に戻る日が近づいてきてて、

小生『だんだん、仕事の事が心配になってきましたよー』
豪傑『馬鹿だなぁ、心配事があるだけ幸せじゃねーか、』
  『俺なんか、明日も歩くだけだぜ』


ああああ、なるほど。
いろいろ話しているうちに、自分の悩みが何であるのか
なんだ分からなくなってしまったのです。

とにかくもう、お接待がおせっかいに感じてしまったり
時間に制約があるお遍路なんぞ、恐らく、お大師さんの境地に
近づく事はおろか、寺院のお参り、経を唱える事も少し茶番に思えてきたりして。

兎角、群れるのが苦手だけど、
づっと一人では生きられない。

けれど、こういう豪傑のように帰る場所がないと
いうのでは生きられないし。

まだまだ、物や人に対する執着心もあるし、
煩悩だらけ。

結局、僕がやってるのは、帰る場所がある旅であり
放浪ではないところに、本質的なお遍路の違いを見いだしてしまったの
かも知れません。


この人と話せた事は、このお遍路で一番大きかったかもね。



さて、
平等寺で、ほぼオールキャスト集合。


ギャン撮影。


撮影後
解散して、おのおのそれぞれの道へ。

そう、お遍路は一人が基本。
一人だけど、同行二人。


あー、てへぺろ。

ここから23番への道のりが案外遠い。
約15kmくらい?



途中のドライブインでの夕食を期待してたけれど、
勿論やってない。


やっと、街らしい明るみに出て、
コンビニで夕食。

もう、我慢出来ずここで一杯開けちゃうんだけど
ここでねちゃおっっかなぁー、なんて
思っちゃうのが、お遍路クオリティだよね。

さ、目前の23番まで奮い立たせて、再度靴を履きます。


はい、やっとこ着きましたー。
約4時間強で、徳島最終23番、薬王寺着。

もちの論、納経は終わっているので、明日納経して徳島は終わりです。


で、
夜、ギャンから電話来て、俺も薬王寺におるから
飲もうって
21時すぎから24時くらい迄飲んだっけ。

大して、中身のある話はなかったけれど、
次は白衣でやりなって終始言ってたナァ。

そんなギャンは今も高知あたりを歩いてるんじゃろか。

ギャンは翌日もあるので
早々に24時で飲み会終わり。




【6日目】



さ、いよいよ薬王寺で納経して
当初の予定通り、徳島一国打ちは完了です。


と、思ったら、あらやだ、
コンビニから黄色い声。

だーいすーけさーーーん。



昨日でもうお別れだと思っていたら、またもや再会の
遥&ジェームスコンビ。

もう、誰よりも歩くの早いつもりだけど、
朝のんびりスタートにしちゃうから、
だいたい一緒のペースになっちゃうのね。


もう僕は、帰る旨を伝えて、
コットンのTシャツはさすがにキツかろうと、
速乾性のTシャツプレゼント。

少しのお接待をしておきました。

がんばれー。


なぜ、コンビニの前に
石の虎が?の前に、テントの内張が干されてる風景も
お遍路クオリティだよね。


まあ、少なく見積もっても
この日9/3からあと1ヶ月はお遍路だけでも掛かるだろうし、
お遍路終わった後も、遥ちゃんは旅を続けるみたいだし、
おのおの、それぞれの生き方。

それぞれのお遍路。




と、
朝一で目的を失ってしまったので、
折角、四国来たんだし、
岬マニアとしては1岬は取っておこうと
一路、電車で(笑)、室戸岬へ。



甲浦(こうのうら)駅までしか
電車走ってないので、そこからバスで。

バス停から20分程歩くと、
室戸岬灯台。



なんだろか、
この先っちょに呼ばれてる感じは。

先端にはほんとエネルギーを感じる。
山もそうだけど、地形の先端部にはどうもエナジーが溜まっている気がして
ならない。

ノルウェーはそういう意味ではフィヨルドだらけで
エネルギーの巣窟。

ほんと、
お大師さんには申し訳ないけれど?どの寺よりも
室戸岬からエネルギーを感じてしまった、徳島の遍路旅でした。





てへぺろ。


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