Dock in していたコマーシャルエクターの10inと12inが
小林写真事務所に揃ってお帰りになりました。
ウメハラカメラサービスさんの
迅速な対応で、一週間で仕上げてくれました。
いやぁ、早い。
そして、安い。
GWで休みたいってだろうに、無理言っちゃったかな。
ホントに、腕も確かで、とても気さくな方なので
なにか修理お願いしよっかなと、考えの方にはオススメ致します。
ちなみに、私は新宿MAPカメラの小野さんの
強いススメで知ったのですが。
低速域に関しては、なんどもなんどもバラしては調整してくれた
みたいで、とてもいい感じです。
1/25までは、しっかり速度でていて
高速はちょっと遅めですが、
このシャッターにそんな精度は求められませんので、
許容範囲ということで。
また、コパルなど(それは優秀な!)のシャッターに載せ換えると
フランジが合わなかったりで、ピントが出ません。
この部品のないクラシックなAcmeシャッターの
パーツを壊さないよう、今後とも大切に使っていかないといけませんね。
OHはともかく
両レンズとも、実測値が分かっただけでも収穫です。
12inに関しては、過去に2度修理しているので
調子悪いことはなかったのですがね。
さあさあ、シャッター速度の不安も払拭されたので
Deardorffに装着して、撮影せねばね。
ほんとうにいいレンズなのですよ。
優秀かそうでないかと言われれば、確実に後者ですが。
時に神さま降りてきてくれるような、
ふわっとしたとろける結像をフィルムに投影してくれる。
魔法のガラス玉。
製造年は1961年と、もう1本は1962年製。
49歳と48歳。
いい感じですね。
Avedonが現役ばりばりの頃よりも、
さらにクラシック。
ちなみに、HPにあるWORKSの
1枚目のポートレイト写真は、
10inchのCommercial ektarで撮影したものです。
ふわっとしてるでしょ。
結局、RolleiFlexもオーバーホールお願いしたので、
また遊びにいけるな。
ローライのオーバーホールは手間が掛かるみたいで
結構高く付きました(見積もり時点にて)。
まま。
そうそう、
本日AXISギャラリーで開催されている、『ゼラチンシルバー展』
にも行って参りました。
蒼々たる、メンバーの豪華オリジナルプリント展。
粒子はきれいだ。
エレベーターでM.HASUIさんとすれ違ったのですが、
後にM.HASUIさんが、
アンセルアダムスのオリジナルが10数点ほど飾ってあるのですが、
その中の1点だけ、印画紙のサーフェイスが違うのに気がついて、
このプリントだけ、焼きも印画紙も違うと、受付の女の子に
申していたそうです。
(受付の女子との会話で聞き出しました。)
さすがよね。
写真家っぽい。
揚げ足を取るとかじゃなく、ちゃんと鑑賞して見抜くとこの
感覚というものが、最近暗室に入ってないことで
自分自身確実に鈍っている、と感じました。
学生時代あれだけ暗室に籠っていたのに。
会場内の展示でも、僕自身は
HASUIさんのプリントが一番ガツンときました。
上田さんのダイトラも相当いいですが。
操上さんのピーターフォンダもかっこう良いですが!
来年は是非参加しよう。したい、と。
アウトプットが印画紙っつーのはやっぱり表現として強し。
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